アンティーク着物に新たな命を宿す和裁士さんのしごと

アンティーク着物に新たな命を宿す和裁士さんのしごと 1920 1280 アンティークこども着物レンタル 結々
アンティーク着物を補修する和裁士の仕事道具

アンティーク着物を取り扱うには欠かせないしごと。

それは「和裁」。

結々のチームメンバーには強い強い味方の和裁士、里さんがいます。

里さんは高校卒業後から和裁専門学校に5年も通い、さらに経験を積み、着物を仕立てる仕事を長年されています。子育てもしながら職人として働く姿は人としても同じ母親としても本当に格好良く尊敬します。

呉服業界ではなかなか若手の和裁士では仕事がもらえないそうです。

でもそんな中確かな技術で20代からずっとプロとして仕立ての仕事をされています。

人生とは不思議なもので、ひょんなきっかけから人伝いに里さんを紹介してもらい、結々のアンティーク着物を診断して修繕をしてくださるチームメンバーとしてお力を貸してもらっています!(こんな方に出逢える私はとってもラッキー♪)

今後は新たな展開として、アンティーク着物と現代着物のハギレを利用した「髪飾り」を制作して頂くことになり、結々サイトを通しての販売も計画しています!

楽しみにお待ちくださいね〜☺︎(すべて1点ものの手縫いのため販売数は少ないと思いますが!)

さてさて、本題へもどりまして。

里さんのお仕事場に潜入させて頂きました。

そこには素敵な年季の入った和裁道具たちがたくさんあって、初めて見る道具に興味津々な私に一つ一つ丁寧に教えてくださいました♡

まずはこれ。

アンティーク着物和裁士の四ノ三

写真の真ん中に写っている「四ノ三」と書いてある白い紙。

「しのさん」と読みます。

これはなんと中に和裁用の針が入っています!

数字の「四」は絹を縫う針の番号を表しています。(「三」だと木綿を縫う針になる)

そして最後の「三」は和裁士の手の大きさに合わせて針の長さを選ぶためのサイズ表記になっています。(和風の表記がわたし的にとってもレトロで格好良くてツボです)

そしてこの細い針が曲がったりして使い勝手が悪くなると、二軍へ移動して「まち針」へと役割を変えていきます。

そのまち針を置くための入れ物は中に磁石が入っているので針がしっかりとくっつきます。

アンティーク着物和裁士のまち針

え??まち針って先には丸い物がくっついているのでは。。?

と思うのですが、和裁の世界では丸い物がついているとNGなのです!

なぜかというと、仕立て上がりの最後には検針機といって、針が混入していないかを確認する機械に着物を通す大切な作業があります。

万が一、仕立て終わった着物の中に針があった場合に、まち針に丸い物がついていると生地や縫い目から出なくなってしまうからなのです!針の状態であれば間違いなく取り除くことができます。安心安全はこうして守られているのですね♪

お次はこれ。